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大雪山「美郷不動尊の清水」

北海道の富良野・美瑛地区は、今や北海道を代表する有名観光地となり、その美しい丘陵地帯に魅せられて、多くの観光客が訪れています。

人気のローカル線、富良野線の美瑛駅から十勝岳連峰へ向かう白樺街道を進むと、ほどなく道路沿いに「美郷不動尊」の看板があります。

小さなお堂の下には、大雪山系の湧き水といわれる、美しい清水が湧き出ていて、口当たりの良い水として人気の「名水」となっています。

昭和23年頃、不明になっていた不動尊がこの地で見つかり、土地の人たちによって、改めて不動尊を建立したところ、お堂の下からコンコンと清水が湧き出したといいます。

最近ええは、体に良いありがたい水ということで、水汲みの人たちが頻繁に訪れるため、水汲み場が新設されて便宜が図られるようになりました。

曲木の里の「小和清水」

福島県・石川町の曲木の里は、平安の女流歌人、和泉式部が生まれたとされる所です。

町内にある光国寺の境内には、和泉式部堂が建てられています。

曲木の里の史跡のひとつが、「小和清水(こわしょうず)」と呼ばれる湧き水。

和泉式部が産湯に使ったといわれ、子宝と子育ての名水として広く知られています。

真っ二つに割れた岩の隙間から湧き出る水は、水量はさほど多くはないものの、いかにも女人ゆかりの水といった風情です。

しかし、「名水百選」候補であり、「ふくしまの水30選」のひとつでもあるこの清水には、知る人ぞ知る、もうひとつの側面があります。

子宝もさることながら、「飲むと美声になる」という言い伝えがあるのです。

そのため、近隣のカラオケファンに愛飲されています。

演歌歌手もときどきお忍びで訪れるとか・・・。

北海道・斜里岳の「来運の水」

知床半島の付け根付近にそびえる「知床連山」のひとつ斜里岳(1545m)。

斜里岳の麓の湧水で、代表的なのが「来運の水」でしょう。

「来運」という土地は、明治32年に開墾された開拓の村で、開拓当時から豊かな湧き水が村の発展を支えてきました。

「来運」の語源はアイヌ語の「ランクンナイ」で、「死んだように静かに流れる川」を意味します。

しかし、先駆者は「運が来るように、幸せな村になるように」との願いをこめて、「来運」の文字を充てたそうです。

深い森の中に清らかな泉が忽然と姿を表す光景は、おもわず、立ち尽くしてしまうほど神秘的です。

泉から湧き出した水は、竹の樋で水のみ場に引かれて、自然の恵みをたっぷり味わえるようになっています。